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ダイナミックウィズフィン200m日本新 濱崎克哉選手にインタビュー
バラクーダカップ2008でダイナミックウィズフィン日本新記録200mを達成した濱崎 克哉選手にインタビュー



■まずは日本新おめでとうございます!大台となる200m達成は本当にすばらしいですね、お気持ちを聞かせてください。

ありがとうございます。今年の館山大会のあと、6月の沖縄、9月のエジプトとずっと200mを狙っていたので、やはり最高ですね!


■200mを泳ぎきった瞬間、そしてホワイトカードが出た瞬間はどんな思いでしたか?

目標に届いてホッ。安堵でした。



■エジプトの世界選手権では191mとなる好記録を出しましたが、その後どのように調整してきましたか?

エジプトで191mを泳いだときは、朝起きるところから、レースまでの流れ全てが完璧でした。会場のプールに到着したときにも今日はベストが出ると予感がありました。アップでその予感は核心に変わりました。OT前の集中力もパッキングも泳いでいる最中もそのイメージは崩れませんでした。

今回は、そのイメージを超えられるか、実際はものすごく不安がありました。なので、夏前にはできなかった泳ぎこみをメインに調整してきました。9月よりは成長しているはずだ!と自信をつけられるまで練習をやったのがよかったようです。


■ご自身初の日本新は200mという大記録だったわけですが、泳ぐ前はどんなことを考えていましたか?

やっぱりベストを狙っていくときには緊張はします。けれど悪い緊張はしませんでした。「いつもと一緒。集中して泳げるだけ泳げばいい。練習はできているから絶対大丈夫。」と自分に言い聞かせて集中しました。スタート前に呼吸に意識を集中し始めてからは頭の片隅に記録は意識していたけれど、落ち着いていたと思います。


■泳いでいる最中はなにを考えていましたか?

50mまでは「錘の調整失敗したなー。浮いてるなこれ。」
「すっごい滑る。別次元だ。(初めてblueseventyを着用したので水の感覚を楽しんだ)」
「ゴーグル緩かったかなー。いつもよりスピード出ているみたい。(キックの度に後頭部のゴムがはためいて音がビューン、ビューンと聞こえていたので。)」
70m手前で「えーい、ぶっ飛ばしてやれ!」
100mターンで「上がりたいな。上がろうかな・・・」
150mターンで「あと50m勝負!!!」




■初めての日本記録を獲って10日ほど経ちますが今はどんな思いですか?

この一年の疲労が溜まっているので、しばらくはゆっくり休みたいです。年が明けたらまた少しずつ身体を動かして、次の目標を目指そうと思います。


■喜びを誰に伝えたいですか? 

一緒に練習をしてきた仲間に感謝しています。
家族や友人、それから回りの人たちには報告できました。
1999年にエジプトで出会い、2003年に槍ヶ岳で亡くなった友人ゴンさんにも伝えたいです。




■エジプト世界選手権についても聞かせてください。 初めての世界大会はいかがでしたか?

まさに夢のような大会でした。あの場所にはまた参加したい!と思わせる何かがありますね。


■今回は団体戦ということで3種目参加されましたが、それぞれの種目についての記録と感想をお願いします。

コンスタント 記録29m
事前の練習日には自己ベストの43mを潜り、45mの申告で臨みました。ですが試合当日は波酔いで見事に撃沈しました。
周りの外国人選手や、サポートの野口君、彩さん、さらにOT前にはジャッジのみなさんにまで助けてもらいました。
コンディションに合わせたアップの仕方や、どんなときでも必ず水を持っていくことを学びました。

スタティック 記録5分36秒
かなり早い段階で苦しくなり始めました。粘れるだけは粘りましたけれど、やはり悔いが残る記録でした。
練習不足でした。いい経験をさせてもらいました。

ダイナミックウィズフィン 記録191m
朝からなんとなく調子が良かったことを覚えています。
アップでも水の感覚がとても良くって、いいイメージを持ったまま本番に臨めました。今まで泳いだ中で一番美しく、納得のいく泳ぎができました。あの場所にいたみんなに喜んでもらえたことが本当に嬉しかったです。




■エジプトの海はいかがでしたか?

温かくて透明度が良くって、ビーチエントリーで水深がとれるのでフリーダイビングには最高の海ですね。
全ての競技が終わった後に泳いだ海では、目の前を悠然と泳ぐ図鑑でしか観たことがない固有種の魚に目は釘付けでした。
また、美しいサンゴ礁でトップフリーダイバーたちと一緒に素潜りで遊んだことも忘れられない思い出です。
ただ、他国の選手が目撃したジンベイザメを見逃したのはもったいなかったですよね。


■世界のレベルを肌で感じ取って、なにが残りましたか?

世界のトップ選手たちと2週間も一緒に過ごしたことで、漠然とした世界レベルのイメージをはっきり想像できるようになれたことと、もっと強くなってあの人たちとまた戦いたいという強いモチベーションを得られたことが収穫です。


■一番の反省点は何ですか?

環境の異なる外国での大会では、いつも以上に身体を労わらないとコンディションが整いにくいことや、休息の大切さを学びました。
それから、日本代表Tシャツはサイズ違いで5枚くらい持っていけばよかったなと後悔しています。


■一番楽しかったことは?

様々な国の人と話せたことと、共に笑ったことです。




■普段はどんなトレーニングをしているのですか? 

ダイナミックノーフィンのインターバルをすることが多いです。
そのほかに、潜水だけでなく長い距離を泳ぐ日を作るようにしています。


■現在の各種目の自己ベストはどのくらいですか?

公式 (非公式)
DYN 200m
DNF 112m
STA 6′50″
CWF -35m(-43m)
FIM -35m


■来シーズンの目標は?

デンマーク大会に参加することと、これからもマイペースでフリーダイビングを楽しみながら続けていくことです。


■あなたの最終目標は?

納得できるところまで挑戦できたら幸せだろうなと思います。


■更なる飛躍を期待しています!ありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。




■プロフィール
・名前   濱崎 克哉
・生年月日 1976年9月27日
・職業   会社員
・競技成績 インドアカップ2007イン関西 総合優勝
  インドアカップ2008イン館山 総合優勝 3種目優勝
  沖縄フリーダイビングカップ 総合2位
  AIDA Team World Championships(Egypt) 9位
  Barracuda Cup 2008 in TATSUMI ダイナミックウィズフィン200m 日本新記録
  
・所属チーム(URL)『 東京フリーダイビング倶楽部』(http://www.freediving.jp/)
   『Lucky Fin Barracuda』(http://freeology.jp/)
   『FDteam Bardies』

・スポンサー(URL)『Dot−T』(http://www.dot-t.com/)



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